もう届かない

懐かしの君へ
あれから6回目の夏が過ぎようとしている。
お互い別々の道を歩むことになったけど、後悔してないよね。
言うべきだったこと。言いたかったこと。
言えなかったのは私の弱さのせい。
何年間も一緒だったはずなのにね…。
君はまだあの時の夢を追いかけているだろうか。
私も夢を見付けたよ。
いつかお互い大きく成長した姿で再会できたらいいね。
あの輝かしかった日々の延長にあると思えるような未来を、別々の手で描いていこう。