「今の自分ならもっとうまくやれたのに」。そう思うことはたくさんある。当時最善だと思われた選択も、今になって振り返ると、浅はかな選択以外の何物でもないことが多い。それに気付くには、私の場合、最低でも半年程度が必要。思うに、成長とは、自分が如何に無知であるかに気付くことなのだろう。
最善って何処にあるんだろう。世界の歴史が最善から程遠い軌跡を描いてきた事を考えると、そんなものは存在しないのかもしれない。自分が無知である事を知っていても、それは慎重になること以外何の役にも立たない。
とはいえ、歴史*1というものは、要するに結果の集積だ。英断が力に負けたような事態も多々あっただろう。だからこそ、努力だけは怠ってはいけない。目指すべき理想が存在することは確かだから。

*1:個人規模でも地球規模でも