2008-06-26 ■ めも 僕は人間の弱い部分を知っていた。自分がとても弱い人間だったから、どこをどう揺さぶれば心が揺れるのか熟知していた。少し揺さぶり、よろけてこけそうになったところを、そっと優しく支えてあげればそれでよかった。僕があのときや、あのときに、そうして貰いたかったことを再現すれば良いだけだった。